5 Easy Facts About 撥水撥油 Described
5 Easy Facts About 撥水撥油 Described
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撥油コーティングとは?撥油加工の原理・仕組みや実用例などについて解説
今井 それを契機に当社と三菱マテリアル社とで協働プロジェクトを立ち上げて、当社は材料の研究開発、三菱マテリアル社はマーケティングの強化・発展というようにそれぞれが効率的に役割を分担しつつ、有機的なチームとして一丸となって「このユニークな材料を世の中に送り出そう」ということになりました。私もそのときに本格的に参画したんです。
撥水・撥油・防汚機能にフッ素系加工剤は欠かせません。フッ素が水、油を弾く性質を持っているからです。フッ素化合物は他の化合物との分子間引力が極めて弱い、言い換えると、モノをくっつけにくい性質があります。これを繊維に加工すると水や油をはじく機能を持たせることができるのです。
ご希望の用途や膜厚に合わせて成分を調整できますので、まずはサンプルからお試しください。
なお、このはじく性質は、ぬれ性を示す接触角であらわされます。接触角とは、液体を固体表面に落としたときにできる液滴のふくらみ(液の高さ)の程度を数値化したものです。具体的には、固体表面に付着した液を横から観察して測定し、固体表面を基準として液滴の端点における液の角度を測定します。
また、材料の防水加工例としては、絹や綿などの繊維の撥水・防水加工や木材の撥水、皮革防水などです。
撥水・撥油膜は、撥水作用に加えて、油分を弾く撥油作用を兼ね 備えております。表面に皮脂等が付着しても、乾いた布等で容易に 撥水撥油 除去できるため、撥水・撥油膜は手で直接触れる機会の多いタッチパネル等に広く 使用されております。
白石 そうですね。特異なデータを見逃すことなくその新規性に着目して、現象の解析、再現試験と検証を繰り返しました。
排水処理を適切に処理する「油水分離」機能、洗剤を使わず表面をきれいに保てる「防汚コート」機能はその方向性と合致していると思います。
フッ素樹脂を使った撥油コーティングは、同じ汚れ防止でもカバーやシートをかける方法と比べて使用感が非常に優れ、見た目も損ねにくいという利点があります。
偶然発見した現象を、長年培ってきた技術・ノウハウと開発者の探究心で比類なき特性を示す物質にまで磨き上げ、更に具体的なソリューションの提案に挑戦する開発者へのインタビューです。
「ナノピカ®」はユニフォームに展開しています。防汚機能を付与した素材の多くは通常、撥水・撥油加工を施し、汚れや油を生地表面で弾くようにしています。このため、汚れが繊維内部に染み込みにくいのですが、一方で防汚加工を施した生地は吸水性が低下し、汗をかいた時に衣服内が蒸れる、洗濯時も水を吸いにくいため洗剤が繊維の隅々まで行きわたらないなどの悩みもありました。
撥水撥油コーティング剤は、例えばインクジェットプリンターのインクカートリッジに使用されています。インクジェットプリンターにおける印刷の基本的な動作は、インクカートリッジ内のインクの必要な量をインク噴出ノズルから噴射して被印刷物に吹き付けることです。このとき、色合いは複数の色のインクの吹き付け量を調整しておこないます。
あと、自社製品に「撥水・撥油」といった機能に加えて「親水・撥油」という機能の選択肢が増えたことも重要だと思っています。表面の機能についてご提案の幅が広がったことを事業の発展や社会貢献につなげて行きたいです。